恋歌つづり 日本の旅情

岡ゆう子 恋歌つづり 日本の旅情歌詞
1.羽越本線

作詞:関口義明
作曲:影山時則

優しさよりも 強さが欲しい…
わがまゝでしょうか こんな私って
ごめんなさいと 手紙を残し
あなた発 こころ乗りかえて
羽越(うえつ)本線
越後平野を 北へ行く

心配性の 父さんだから
母さんしばらく 何も言わないで
女としての 生きがい 願い
あなた発 みれん乗り継いで
羽越本線
闇に船の灯(ひ) 日本海

小雨がやんだ 列車の窓に
ぼんやり酒田の 街が見えてくる
きのうと違う 人生さがす
あなた発 なみだ乗りすてて
羽越本線
どこに私の 駅がある


2.津軽の海

作詞:関口義明
作曲:花笠薫

破れ刺し網 繕いながら
浜で夢みる 大漁船よ
留守の守りは 任せとき
あんたの海だよ 津軽の海は
沖で男を みがいて来され

唄は上げ潮 網引く腕も
女ごころを 酔わせる人が
陸じゃ寝たふり 死んだふり
あんたの海だよ 津軽の海は
波を相手に 暴れて来され

しぶき華咲く 漁師の家に
生れ育って 伜もはたち
今年ァめでたの 父子船
あんたの海だよ 津軽の海は
絆一本 固めて来され


3.北へひとり旅

作詞:松井由利夫
作曲:岡千秋

あきらめた 筈なのに
なぜに消えない こころの寒さ
どこへ行く…
宛もなく 夜汽車乗り継ぎ
ひゅる ひゅる ひゅる 海が泣く みなと町
夜の函館 流れてひとり

うらんでも 憎めない
そんな女の 切なさ弱さ
爪を噛み…
瞼をとじて 涙こらえて
ほろ ほろ ほろ 過ぎた日が また浮かぶ
窓に潮風 釧路が近い

きらめいて 燃えつきて
せめて別れを 飾りたかった
北へ行く…
渡り鳥 根室海峡
はら はら はら 風花が 波に散る
強くなります 明日はきっと


4.加賀友禅

作詞:木下龍太郎
作曲:三浦丈明

別れの旅で 着るために
仕立て下ろした 加賀友禅
もしもあなたと 暮したら
後に残るは 母ひとり
つらい心の つらい心の 旅衣

帰りは居ない 道連れは
夢も片道 加賀友禅
母のなみだに 背を向けて
なんで幸せ 掴めましょう
古い女の 古い女の 旅化粧

あなたのための 晴れ着なら
これが着納め 加賀友禅
旅で綴った 想い出も
袖に残して 仕舞い込む
みれん模様の みれん模様の 恋衣


5.潮来情話


6.長良川

作詞:夢ユメ子
作曲:徳久広司

風があなたの 匂いをつれて
美濃に短い 秋が来る
郡上おどりで むすばれて
情けながした 長良川
わるい人ほど あとをひく
別れた今でも 逢いたくて

古い町並み 細路地ぬけて
探すあなたの 影もない
好きでいりゃこそ 嘘ひとつ
許せなかった 長良川
季節めぐれば 忘れると
思っていたのに 逢いたくて

関の鵜飼で 小舟がゆれて
水のしぶきに 濡れた夜
襟を合わせる 手をほどき
胸に紅葉の 長良川
肌がほしがる 想い出に
心があふれて 逢いたくて


7.京都の恋


8.恋・恋恋~山の辺の道~

作詞:麻こよみ
作曲:杉原さとし

誰かのものなら なお欲しい
恋に一途な 海石榴の市…
秘めておけずに 胸の内
告げた私は 罪ですか
三輪山・山の辺 まよい道
あなたを呼べば 風ばかり

どんなに好きでも 焦がれても
想い届かぬ 古代陵…
花の唇 触れぬまま
運命諭した 意気地なし
白壁・環濠 竹之内
こぼれる涙 風に舞う

あきらめ切れたら 楽なのに
写す面影 鏡池…
せめて一夜の 情さえ
みてはいけない 夢ですか
内山・山の辺 ひとり道
あなたを呼べば 風ばかり


9.嵯峨野路

作詞:木下龍太郎
作曲:山崎剛昭

愛していりゃこそ 憎まれ口の
つらい芝居で 旅支度
ひとり身を引き 京まで来たが
未練につまずく 大覚寺
傘に泣くよな 嵯峨野路しぐれ

あのまま一緒に 暮していたら
いまにお荷物 あなたには
嘘を通した 女の胸を
判ってください 清涼寺
袖を濡らして 嵯峨野路しぐれ

想い出ばかりを 追ってたならば
きっと遅れる 立ち直り
橋のたもとに 涙を置いて
渡って行きたい 渡月橋(とげつきょう)
いつか止みそな 嵯峨野路しぐれ


10.長崎ブルース


11.佐賀のひと

作詞:松本英祐
作曲:山崎剛昭

たそがれせまる 嬉野の宿
窓に切ない 灯りがともる
倖せだったわ 一夜の夢は
愛しながらも 湯けむりに
あ… はかなく消えた 佐賀のひと

唐津くんちの あの笛の音が
なぜかわびしく 心をゆする
淋しい日暮れの 別れの駅で
指をからめた ぬくもりが
あ… 今でも残る 佐賀のひと

夜の深さに 想い出だけば
遠いあの日の 面影うかぶ
いとしさつらさの あふれる胸に
きょうも夜霧が むせび泣く
あ… 今頃どこに 佐賀のひと


12.長良川(オリジナルカラオケ)